今回は5つの勘違いについてお話します。
①乳癌は治らない病気ではありません。早期発見、早期治療により転移、再発のリスクは下がります。若い時から定期検診を受けてるようにしましょう。
②マンモグラフィーは痛いというイメージが先行しています。痛くないとはいいません。ただ、前回が痛かったからといって毎回痛いわけではありません。どうしても痛いときは検診の時期を変更してみて下さい。乳房の張りが和らぐ生理中~生理後くらいがおすすめです。
③乳房が小さいと乳癌になりにくいと言われたりしますが、大きさと医学的な関連性はありません。大きさではなく乳腺組織が関係しています。乳腺組織は大きさと比例はありません。大きさではなく、検診で乳腺濃度などの乳房の中身について意識を持つことが大切です。
④授乳中でも検診に行かなければならないのか迷う方はいるでしょう。授乳中の検診はお勧めしません。授乳中は乳腺濃度が高くなります。マンモグラフィーで乳癌を発見しにくくなります。授乳中でも子供が1歳になり母乳の量が少なくなれば通常の検査は可能になります。ただし、乳癌を疑う症状がある場合はすぐに病院へ受診してください。
⑤「よく乳製品を食べると癌になりやすい」、「野菜を食べていれば乳癌にならない」とよく耳にすると思います。どちらも医学的根拠はありません。同じ食品を摂り過ぎることは良くなく、野菜だけだはなく肉や魚も食べる必要があり、食事はバランスよく!これが基本です。
健康な生活を心がけましょう!