①マンモグラフィ、トモシンセンス(3Dマンモグラフィ) ②超音波(エコー) ③造影CT、PETCT ④MRI、PEM(乳房専用PET検査装置)、ABVS(乳房自動超音波装置)
上記の様な機器を乳がん検査の際は使用します。
①マンモグラフィ
マンモグラフィでは乳腺もがんも白く写ります。乳腺が白く濃く写るデンスブレストでは判別が困難です。デンスブレストである場合は、超音波検査も併用しましょう。妊娠の可能性、生理前、授乳中は乳腺が発達して痛みを感じやすいです。痛みに弱い方は、超音波検査をお薦めします。
②超音波(エコー)
シコリの有無、良性か悪性かを調べます。痛みのない検査です。マンモグラフィと異なり、正常な乳腺組織とシコリの判別がしやすいのが特徴です。小さなシコリも発見できます。ただし、マンモグラフィと比較して微細石灰化の検出が難しく、乳房が大きい人の場合、深部まで超音波が届かない場合があります。
③造影CT
造影剤の注射が必要になります。造影剤にはヨードが含まれる為に、ヨウ素アレルギーの方は受けられません。アレルギー、気管支喘息、過去に副作用が出た、腎機能障害がある方は医師に相談しましょう。
④MRI
被曝の心配はありません。造影剤を使用して、正常な乳腺と病変の判断をします。閉所恐怖症の方はストレスを感じるかもしれません。ペースメーカー、人工内耳等の医療機器が体内にある、妊娠中や可能性が高い、タトゥーを入れている、脳動脈クリップを使用している方はMRIを受けることができません。